注文住宅は追加費用に注意!途中で金額が変わってしまうケースとは

公開日:2021/05/15   最終更新日:2021/10/21

広島市で憧れの注文住宅づくりを始めたら、さまざまな追加費用が発生して困ったという話は少なくありません。当初に予算をハッキリと決めておいた場合でも、こうした問題は数多く発生しています。ここでは広島市で注文住宅を建てる方のために、追加費用が発生するパターン、失敗しないための予算設計などについて説明しています。

なぜ当初の予算を超えてしまうのか?

夢の注文住宅づくりを決意したら、あとになって追加費用が発生することを知ってショックを受けた人はいるでしょう。これはリフォームにも言えることですが、家づくりにおいて当初の予算よりも安く収まるケースは少ないです。

人には誰しも欲求があり、あとから仕様変更を希望する人が多いからです。もっと広々としたトイレにしたい、浴室に暖房を設置したい、フェンスや門扉を設置したいなど。

当然ながら希望が増えれば増えるほど、追加費用がかかるのは間違いありません。

実際に家づくりが進行するにしたがって、追加工事を希望する人が増えてきます。こうした問題の背景には、注文住宅づくりのシミュレーションを完璧に行うのが難しいことにあります。

住みたい家を事前に徹底シミュレーションしても、どこかに穴が発生しているわけです。当初は理想を100%満たしたつもりでいても、家が完成するにしたがって完璧ではないことに気づくわけです。それゆえ追加費用が1~2割くらい発生する事例が広島市で数多く発生しています。

家というのは生活の基盤となる空間ですから、なるべく妥協を減らしたいと考える人が多いのです。つまり妥協できる範囲内であれば追加費用はかかりませんが、妥協できないと考えれば追加工事が必要になり、費用の上乗せが発生します。このような事例は数多くあるので、広島市で注文住宅を建てるときは予算に余裕を持たせておきましょう。

こだわるほど費用が高額になっていく

広島市で注文住宅づくりをされる人は、住宅が複雑なつくりになるほど費用が高額になると考えてください。例えば屋根の形状が複雑になれば、シンプルな屋根と比較して10万円以上は高くなります。ほかにも窓の数を増やす、室内の仕切りを増やす、水回り設備へのこだわり、などにより追加費用が発生してきます。

仕様を変更しようと考えた場合、その多くはグレードアップに該当するのです。途中で仕様のグレードを下げようと考える人はそれほど多くはありません。追加費用に関しては絶対に発生しないという保証はないのです。予期せぬ追加費用に備えるためには、捻出できる金額の8割程度を予算とするのがおすすめです。

例えば3,000万円まで捻出できるのならば、その8割である2,400万円を予算にします。そうすれば途中で追加工事が発生しても、スムーズに対応できることが多いです。

最初から限界ギリギリで予算を設定すると、あとから追加工事を依頼したいときに困ります。

広島市で注文住宅を建てるときは、譲れるポイントと譲れないポイントを決めておく必要があります。例えば妥協できると考えていたポイントが最優先項目に変わるケースがあるのです。こうした考えの変化は完全には予測ができませんから、資金力に余裕を持たせたうえで予算設計をすることが大切です。100万円くらいの余剰金を確保しておけば、必要性の高い追加工事に対応できることが多いでしょう。

予期せぬ出費に対して備えておく必要性

すでに仕様が決定している建売住宅と比べて、一から設計する注文住宅は必然的に追加費用が発生しやすくなります。こうした費用は一般の人がまったく予期せぬタイミングで発生することがあるのです。

例えば配偶者が転職をし、リモートワークが中心になったことで、エアコンの設置台数を当初の2台から3台に増やすとします。そうなれば当然ながらエアコンの購入費用、設置費用がかかってきます。

この点についてはあらかじめ予測できますが、従来のアンペア数ではエアコンの設置台数を増やせなくなるようなケースがあるのです。3台を稼働させるとブレーカーが落ちてしまうようだと、アンペア変更の工事が必要になってきます。この費用は10万円以上かかることが多く、追加費用の発生をまったく考慮していないと対応できなくなる可能性があります。

総じて言えることは、便利を追求しようと考えれば費用が多くかかることです。

家づくりが進行するにつれて、具体的な生活シーンをイメージできるようになります。逆にいえば建設が始まる前の段階では、明確にイメージしようにも限界があります。途中で間取りを変えたくなる、収納スペースを増やしたい、クローゼットのサイズアップをしたい、などの希望が出てくるケースは少なくありません。

リフォームの際に追加費用が発生するのも同じ理由ですが、注文住宅づくりでは建物全体に工事が及ぶので、追加費用はより高額になる傾向があります。

まとめ

お金の問題をクリアすることが、家づくりで失敗しないポイントです。注文住宅づくりでは途中で仕様変更を希望する人が多く、それによって費用の追加が発生しています。便利を追求するほど費用が上乗せされていくので、こうした追加費用を考慮したうえで予算設計をする必要があります。

注文住宅を建てるまでに必要なことって?