注文住宅のメリット・デメリットについて解説!【お気に入りの住まいを手に入れよう】

公開日:2021/10/21   最終更新日:2022/04/19

広島市は利便性が良く、豊かな自然を感じられる住みやすい街です。子育てにも向いていることから、子どもが生まれると広島市に家を構える方も多いです。

マイホームを建てる方の中でも特に人気なのが注文住宅で、間取りやデザインなどに自分たちの理想・こだわりを反映できることが魅力です。メリットは多いですが、一方でデメリットもありますので本記事ではそれぞれご紹介します。

注文住宅のメリット

この記事でお伝えする注文住宅のメリットに関しては、下記の4点です。

・家族の生活スタイルやライフプランに合わせた住まいがつくれる
・デザインにこだわることができる
・優れた性能を持つ住まいが建てられる
・家を建てる過程をチェックできる

では、上記の内容について簡単に説明していきます。

家族の生活スタイルやライフプランに合わせた住まいがつくれる

マイホームを購入する際には、家族の生活スタイルやライフプランに合っていることが非常に重要だといえます。建売住宅の場合は、一般的な家庭で平均的に便利だと思われやすい設計や間取りが採用されていますが、実際にはそれぞれの家庭で求めるものは大なり小なり違っているはずです。

たとえば、住宅は住む人のライフスタイルに異なるので、いくら素敵な建物でもライフスタイルに合っていなければ後々生活しづらさを感じることになります。まとめ買いをするからキッチンにつながる勝手口がほしい、スポーツで汚れて帰宅することが多いから玄関や勝手口から近い位置にお風呂が欲しいなどの理想も叶えることができるでしょう。

また、子どもが何人になるかわからない場合は、後々仕切りなどを活用して部屋を分けることができる住まいが便利ですし、近い将来両親と同居する予定がある場合は、部屋数を多めに確保しておいたほうがよいといえます。ガレージや中庭、ウッドデッキなどの趣味を楽しむための設備やスペースを自由に確保することもできます。

建売住宅で自分たちの生活スタイルやライフプランと完全に合致する住まいを見つけることは非常に難しいと考えられますが、注文住宅であれば、自分たちでこだわりながらマイホームを完成させることが可能であり、長期的に便利で快適だと感じられる住まいに出会うことができるでしょう。

デザインにこだわることができる

広島市でも注文住宅を建てるのであればデザインにもこだわることができます。建売住宅はパッケージ化された製品なので、見た目が似たようなものになりやすく、個性が感じられないことが多くあります。外観や内装にこだわりたいと考えるのであれば、好きなデザインを採用できる注文住宅が最適だといえます。

「海外ドラマに出てくるような洋風の住まいに憧れる」「伝統的な日本家屋に住んでみたい」「和と洋の両方を取り入れた和モダンテイストな住まいがほしい」など、マイホームのデザインは人によってさまざまな理想があるはずです。建売は既に完成しているので外観や内装を変更することはできませんが、注文住宅であれば何もない状態からすべて自分たちの好みでつくり上げていくことができます。

デザインを考えることは苦手だと感じる人もいると思いますが、自分たちですべてを考える必要はありません。ハウスメーカーや工務店の設計士や建築士に相談しながらアイデアを形にしていくことができるので、明確なビジョンがなかったとしても理想的なマイホームを完成させることができるはずです。

ヒアリングによって希望を拾い上げてもらうことができますし、事例集を参考にしてアイデアを出すこともできます。建売住宅を購入するときには味わうことができない魅力なので、デザインにこだわりたい場合は注文住宅の建築を検討することがおすすめだといえるでしょう。

優れた性能を持つ住まいが建てられる

注文住宅であれば、自分たちが必要だと感じる優れた性能を持つ住まいが建てられます。建売住宅の場合はほしい性能がついていなかったり、不要な性能がついていたりすることが多くあります。広島市で注文住宅を建てるのであれば、自分たちの必要なものだけを取り入れることができます。

「太陽光発電システムはいらないけれど断熱性を高めて省エネルギー住宅にしたい」「浴室乾燥はいらないけれどビルトインの食洗機はほしい」など、家庭ごとの希望を叶えることができるはずです。住宅に取り入れることができる機能は数多くありますが、それらが必要かどうかは家庭ごとに違っています。必要なものがなかったり、不要なものがついていたりすると生活する中で不満を抱える原因となってしまうでしょう。

もちろん、耐震性や耐久性も自分たちが望むレベルのものにできます。災害が起こったときのことを心配するのであれば、ハイレベルな耐震性や耐久性を持った住まいにしておくこともおすすめです。

建売住宅にして必要な機能を追加しようとすると、大がかりな工事が必要となって大きな出費になってしまいます。注文住宅であれば、後からつける必要がないので住み始めてから追加で費用が必要になることがありません。デザイン性だけではなく性能にまでこだわりたいと考えるのであれば、注文住宅の購入を検討することがおすすめだといえます。

家を建てる過程をチェックできる

完成済みの物件を見て購入する建売住宅は、実際にその家が誰の手によってどんな風に完成するのかといった建築過程を見ることはできません。ですが、注文住宅の場合は契約してから家づくりが始まります。
大切な我が家が建つ状況を実際に確認することができるのはメリットのひとつと言えます。自分の目で確かめることによって欠陥住宅や手抜き工事などへの不安を軽減することができ、家に対しても愛着がわきやすくなります。
現場を確認する際には、きちんと清掃や整理整頓されているかを見てみましょう。現場や近隣にきちんと気配りができているかどうかは、施工にも気配りができているかを見極める判断材料になります。
また、プロでないときちんと施工されているかどうかを見極めるのは難しいですが、気になることがあれば建築過程の段階で、確認することが可能です。

注文住宅のデメリット

では、次に注文住宅を建てるときのデメリットについて解説していきます。デメリットに関しては下記3点です。
・予算をオーバーしてしまうことが多い
・家ができ上がるまで時間がかかる
・想像していたイメージと違うこともある

上記について説明していきます。

予算をオーバーしてしまうことが多い

注文住宅のデメリットには、建売住宅に比べて費用が高くなることが挙げられます。使用する材料や工法、工期などによってもかかる費用には違いがありますが、さまざまなこだわりを実現するために規格外の材料を使うことも多くあります。

建売住宅の場合には、規格内の材料を大量に発注することでコストを下げています。何棟も建築するからこそコストを下げられるのです。それに対して注文住宅は、大量に発注するとことができないため費用が高くなってしまいます。また、施工が複雑になると、その分手間が増えるので人件費も余計にかかります。

注文住宅を建築する際には、ついいろいろとオプションを付けたくなってしまったり建材のグレードをアップしたくなるもの。家を購入するのは一生に一度といってもいい大きな買い物なので、こだわりたいポイントが増えてしまうのは仕方がありません。しかし、そうやってこだわりを詰め込みすぎると、気が付けば予算が大きくオーバーしてしまったということも多いものです。

ただし、注文住宅であってもメリハリをつけることでコストは抑えられます。たとえば、人目に触れない部分の建材はグレードを落としたり、建売住宅に備わっていることが多い一般的な設備も使わなければ省くといった方法が挙げられます。こだわるポイントは本当に必要な設備だけに絞って備えられるので、計画次第ではコストを抑えることにつながります。自分達家族にとって本当に必要な物を見極めることが何よりも大切です。

家ができ上がるまで時間がかかる

注文住宅のメリットは自由度が高いことです。外観から間取り、仕様などあらゆることをすべて自由に決めることができます。しかし、それはとても大変な作業なので、プランを練り上げるまでに時間がかかってしまいます。

注文住宅には一からすべてを作り上げるフルオーダーと基本的な仕様が決まっているセミオーダーがあります。フルオーダーの方が決める事が多いので、その分手間がかかりますしコストも割高です。建築会社との打ち合わせの回数も多くなるので、人によっては面倒だと感じてしまうこともあります。打ち合わせの回数が多いということは、営業担当者や建築士などの人件費が余計に発生していますからその分もコストに反映されます。

又、土地探しから始める場合には、理想的な土地が見つからないといった問題が起こることもあります。土地探しに時間がかかってしまい、家作りがなかなか始まらないこともあるのです。土地選びは家作りの中では非常に重要で、暮らしの土台となるものです。選んだ土地によっては地盤改良工事が必要になることもあります。

家ができ上がるまでの期間が長いと、その分だけ仮住まいの家賃などの費用もかかってしまいます。工事が始まって家ができ上がるまでの期間は、建築するハウスメーカーや工務店等などによって異なります。複雑な間取りだったりすると、工期が延びてしまうこともあります。

想像していたイメージと違うこともある

注文住宅のデメリットに、完成した時のイメージがしづらいといったことも挙げられます。建売住宅の場合には既に完成した家が建っているので、その家で生活するイメージがつきやすいです。細かい部分の仕上がり具合についてもチェックできます。

注文住宅の場合には、建築会社のスタッフが依頼主の要望を聞き具体的なプランを立てていきます。図面などで間取りを確認したり、シミュレーション画像等で確認したりすることはできます。その段階では充分な広さだと思ったけれど、実際に暮らしてみたら狭いと感じるといったことも多いのです。

また、収納スペースをたくさん設けたけれど、荷物の量が多くないのでもっと少なくてもよかったというようなこともあります。生活動線が複雑になって家事がしにくかったり、吹き抜けにしたら空調がききづらいといった不満が生じることもあります。

床材や壁紙などの色味にしても、サンプルで見た時と実際の家に使われた状態ではイメージが違うことも多くあります。たとえば、もう少し淡い色にすればよかったとか別の色にすればよかったと感じることもあるでしょう。

こだわりをいろいろ詰め込むと、全体的にちぐはぐなイメージになってしまったり使い勝手が悪くなってしまうこともあるので注意が必要です。そういったミスマッチをできるだけ防ぐには、建築会社との打ち合わせで客観的な視点での意見を参考にするようにしましょう。

まとめ

注文住宅のデメリットには、予算オーバーになってしまうことが多いことや家ができ上がるまでに時間がかかるといったことが挙げられます。それから家が完成して実際に暮らしてみると、事前にイメージしていたものと違ったということもあります。

しかし、こだわる箇所を限定することや、入念に業者と打ち合わせをしておくことで、予算を抑えたりイメージに近い完成形にすることが可能です。注文住宅を検討している場合は、ぜひこれらを踏まえてハウスメーカー・工務店へ依頼しましょう。

注文住宅を建てるまでに必要なことって?